Herman Millerは1923年、アメリカ・ミシガン州で誕生しました。1932年、インダストリアルデザイナーのギルバート・ローディーが加わり、製品デザイン、製造プロセス、販売方法に革新をもたらしました。ローディーは「もはやただ家具を作っているわけではない。生活のあり方、ライフスタイルを作っているのだ」と語り、この哲学がHerman Millerの基盤を築きました。その結果、同社は「モダンファニチャー」の先駆者としての地位を確立。以降、「問題解決のためにこそデザインがある」という信念のもと、ジョージ・ネルソン、チャールズ&レイ・イームズ、アレキサンダー・ジラード、イサム・ノグチといった名だたるデザイナーたちと共に、ミッドセンチュリーモダンのアイコンとなるプロダクトを次々と生み出しました。これらのデザインは、機能性と美しさを兼ね備え、現代の家具デザインに永続的な影響を与えています。
さらに近年では、アーロンチェアやセイルチェアに海洋廃棄プラスチックを再利用したパーツを使用するなど、サステナビリティへの取り組みを強化。環境への配慮を持ちながらも、常に革新とデザインの最前線を走り続けています。革新、人間工学、デザイン、サステナビリティを軸に、時代を先取りする製品を生み出し続けるHerman Millerは、これからも世界中のライフスタイルを形作り続ける存在です。
Herman Miller
Aeron Chair
Knoll
Tall Table
Herman Miller
Sayl Chair
Magis
Steelwood Chair
Herman Miller
Cosm Chair
Naught One
Pippin Chair
Knoll
Newson Task
Cbs
Ollin Monitor Arms
Geiger
Crosshatch Chair And Ottoman
Herman Miller
Embody Chair
Herman Miller
Eames Soft Pad Chairs
Tendo
Butterfly Stool
Brands
NaughtOneは、2005年に伝統的なテキスタイルで知られるイギリス・ヨークシャーで創業されました。経営理念は「美しくシンプルな家具をデザインし、トレンドや流行に左右されないこと」に基づいており、チェア、ソファ、スツールなどを中心にシンプルでありながら細部にまでこだわり抜いたデザインが特徴です。家具の張り地におけるリーダーブランドとして、優れたエンジニアリング、高品質の素材、そして熟練した製造技術により、多くのユーザーやデザイナーから高い支持を受けています。
創業から20年余りで事業は大きく成長し、2019年にはMillerKnollブランドの一員となりました。NaughtOneは、国際貿易企業賞(The Queen’s Award for Enterprise for International Trade)をはじめとする数々の賞を受賞しており、長年にわたって業界におけるサステナビリティの先駆者としても評価されています。現在、ロンドンとシカゴにショールームを構え、世界中でその洗練されたデザインと卓越した品質を提供しています。
1964年、カナダ・トロントで家具職人ジョン・ガイガーによって創業されたGEIGERは、個人オフィスや商業空間向けの建築家具デザインと製造の先駆者として、A&Dコミュニティに深いインスピレーションを与えてきました。創業から半世紀以上にわたり、ガイガーの卓越した技術と革新性は高く評価され、エレガントで知的なデザインがワークプレイスのインテリアに新たな価値をもたらし続けています。1979年にアトランタに本社を移転し、1999年からはMillerKnollブランドの一員として、今なお業界の最前線を走り続けています。
Colebrook Bosson Saunders(略称:CBS)は、1990年にマーティン・コルブルック、ピーター・ボッソン、ブレンダ・サウンダースの3人のデザインの才能が融合して誕生しました。建築デザイン、プロダクトデザイン、家具デザインという異なる分野の専門性を組み合わせることで、ワークプレイスにおける人とテクノロジーの関係を革新的に変えるソリューションが生まれました。このアプローチは当時新しく、エルゴノミクスの概念を再定義し、現在でもコンピューターを使う際の姿勢に大きな影響を与え続けています。
ワークプレイスエルゴノミクスの新たな市場を切り拓き、創造的なデザインによって人々の作業環境に革命を起こしました。設立から10年後、フラットスクリーンの登場によりその市場は急速に拡大。ピーターは、業界初のフラットスクリーン用モニターアーム「Wishbone」を開発し、さらなる革新をもたらしました。
今日に至るまで、ユーザーのウェルビーイングとパフォーマンスを向上させるデザインを追求し続け、最前線で活躍しています。
Knoll社は、1938年にドイツ生まれの家具商の息子、ハンス G・ノールによってニューヨークで創業されました。バウハウスとクランブルックのデザイン思想と深い関係を持つこのブランドは、ハンスとそのビジネスパートナーであり妻のフローレンス・ノールのビジョンによって築かれました。
フローレンス・ノールは、バウハウスの「統合芸術」の理念を忠実に実践し、家具そのものの美しさと機能性はもちろん、オフィス空間における仕事や働き方に新たなアプローチを追求しました。創業当初から「Knoll Planning Unit」を立ち上げ、従来のオフィス空間に占める収納家具の多さを一新。異なる思想を持つ家具を、従来の慣習に囚われず自由に配置することで、モダンで快適な空間へと変革しました。
Knollは、数々の著名なデザイナーとのコラボレーションを通じて、独自のコンセプトを持つ製品を生み出し続けています。異なるデザイン哲学の家具が同一空間で調和するのは難しいとされていますが、Knollは「空間のトータルデザイン」という考え方を根底に持ち、その挑戦を可能にしています。
ヴェネト州、北イタリア。何世紀にもわたり育まれたクラフツマンシップと創造性が息づくこの地で、1976年、エウジェニオ・ペラッツァは、真の自由を追求する場所としてマジスを創立しました。革新技術とデザインの力で既成概念を超え、独自の美しさを追い求める家具とインテリア小物を世界に発信し続けています。マジスという名前には、「もっと」を意味するラテン語の言葉が込められており、常に新たなストーリーを求め、期待を超えるデザインを創造し続ける姿勢を象徴しています。
マジスは、メーカーでありながら自社工場を持たず、イタリア・ヴェネト州の優れた生産力と技術力を最大限に活用し、世界的なデザイナーたちと共に、時代の変化を捉えた最先端のものづくりを展開しています。変わらないのは、すべてのプロジェクトがマジスから生まれるということ。デザインとは単なる形ではなく、考え方そのものだという信念のもと、マジスはデザイナーを牽引し、”もっと”というこだわりを込めて、世界に向けて独自のデザインを発信し続けています。
1940年に山形県天童市で創業した天童木工は、「成形合板」のパイオニアとして、無垢材では表現できなかったデザインの可能性を切り拓きました。その革新的な技術と卓越した職人技によって、耐久性と信頼性に優れた製品を提供し、一般家庭のみならず、企業の上級エリアや中央官庁にも広く採用されています。
創業以来、数々の著名なデザイナーや建築家とのコラボレーションを通じて、時代を超えて愛されるロングセラー家具を生み出してきました。天童木工の製品は、確かな品質、洗練されたデザイン、そして熟練の職人技が融合した逸品です。
人々の暮らしに寄り添い、心豊かな空間を創造する家具づくりを追求し、さらなる進化に向かっています。